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第4話
家康の陰謀
数日後。
真田幸村の父親はあわてていた。
父親「あたふた。あたふた」
幸村「お父さん」
父親「あたふた。あたふた」
幸村「お父さん!」
父親「おぉ、幸村」
幸村「何やってるの?」
父親「うん。いい質問だね。お父さんは今、あたふたしていたんだよ」
幸村「どうして?」
父親「わが一族を守ってくれていた織田信長が死んでね…」
幸村「あぁ」
父親「それで、ひとまずあたふたしてみたというわけさ」
幸村「それなら大丈夫だよ」
父親「?」
幸村「今度は徳川家康っていう人が守ってくれるから」
父親「それは本当かい? 息子よ」
幸村「本当だよ」
父親「じゃあ、お父さんがあたふたする必要はもうないのかい?」
幸村「ないね」
父親「そうか、じゃあスキップで競走だ♪」
幸村「え」
父親「それ、負けないぞ。あはははは。あはははは」
父はスキップで走り去った。
幸村「……」
そこへ幸村の友人があらわれた。
友人「きみのお父さん、軽やかだね」
幸村「まあね」
友人「あ、それよりさ…」
幸村「うん」
友人「あの徳川家康っていう人、信用できるのかな」
幸村「え、なんで?」
友人「なーんか、うさんくさいんだよね、笑顔が」
幸村「そうかなぁ…?」
ここは徳川家康の城。
徳川家康とその部下がはなしをしていた。
部下「家康さん、やばいっすよ」
家康「どうした、部下」
部下「関東の戦国大名Hが攻めてきました」
家康「そうか」
部下「出撃の準備を」
家康「いや。やめておこう」
部下「は?」
家康「争いはやめて、戦国大名Hさんと友達になろう」
部下「そんなこと言っても、むこうはやたらケンカ腰ですよ」
家康「大丈夫」
部下「大丈夫って、どうするんです?」
家康「こっちの領土の一部をプレゼントする」
部下「なるほど」
家康「そしたら仲良くなれるしょ」
部下「でも、どのへんの領土をプレゼントします?」
家康「地図もってきて」
部下「はい。これです。どうぞ」
家康は地図をのぞき込みながら…
家康「プレゼントするのはねぇ…」
部下「はい」
家康「ここ」
部下「え、でもここは真田ファミリーの領土ですよ」
家康「うん」
部下「いいんですか?」
家康「真田ファミリーはおれの保護下にあるしょ」
部下「はい」
家康「ということは、その領土はおれの領土みたいなもんだよね」
部下「強引ですね」
家康「強引だよ」
部下「もしかして最初からそのつもりで真田ファミリーに声をかけたんですか?」
家康「まあね ( ̄ー ̄)ニヤリ」
1582年10月、徳川家康は真田家の領土(沼田)を戦国大名H(北条氏)にプレゼントした。
しかも真田家には無断で。
真田家は領土を失った…
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