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第2話
信長との出会い
武田家が滅亡した。
真田幸村(さなだゆきむら)と友人の会話のつづき…
幸村「うちのファミリーって武田家臣団のメンバーなんだけどさ」
友人「うん」
幸村「武田家が滅びたってことは、家族そろって失業?」
友人「そうだね」
幸村「やべっ。あたらしい仕事さがさなきゃ」
友人「いや、それより武士的には仕返ししたほうがいいと思うよ」
幸村「仕返し?」
友人「うん」
幸村「誰に?」
友人「武田家を滅ぼした張本人に」
幸村「それ誰さ?」
友人「織田信長」
幸村「え、その人、強そうだね」
友人「なんで?」
幸村「名前がさ、教科書とかに出てきそうでしょ。しかも太字で」
友人「そうかもね」
幸村「どうせおれの名前なんか教科書に出てこないよ」
友人「やればできるよ」
幸村「出てきても『なにこれ、両方名字?』って言われて終わりだよ」
友人「卑屈になるなって…」
幸村「とにかくそんな強そうな人と戦うのは、ちょっと無理」
友人「でも主君の仇を討てば評判が高まって、再就職に有利だよ」
幸村「あ、なるほど」
友人「さぁ、さっそく信長をやっつけに行こう。信長は西にいる」
幸村「ちょっと待って」
友人「なに」
幸村「ふたりだけで信長を倒すの?」
友人「それは無理だよ」
幸村「だよね」
友人「旅の途中で仲間を集めながら行こう」
幸村 ふふ( ̄ー ̄)
友人「?」
幸村 ふふふ( ̄ー ̄)
友人「え。なんでニヤけてるの?」
幸村「いや、こういうのってさ、RPGみたいで楽しいね」
友人「は?」
幸村「なんか、勇者が冒険の旅に出るみたいで」
友人「そうかなぁ」
幸村「勇者がパーティ組んで敵を倒しに行くなんて、ドラクエとかFFっぽいしょ」
友人「まあ、なんでもいいけど」
幸村「じゃあおれ、今から勇者ね」
友人「はいはい」
幸村「さぁ、出発♪」
真田幸村と友人は馬に乗って西へむかった。
幸村「まずはメンバーをあつめないとね」
友人「うん」
幸村「強い人がいいなぁ」
友人「あ、アレ見て」
幸村「どこ?」
友人「ほら、そこ」
幸村「おぉ。強そうな人がいるね。しかも仲間をいっぱい連れてる。メンバーに加えようか」
友人「あれが信長だよ」
幸村「え?」
友人「あれが織田信長」
幸村「……てことは、敵?」
友人「うん」
幸村「やばいしょ。あっちあんな大勢で、こっち2人だよ」
友人「見つからないように逃げよう」
ところが信長が声をかけてきた。
信長「ねぇねぇ、そこの2人」
幸村「ぅわー…(-_-;)」
信長「ちょっと聞きたいんだけど、いい?」
幸村「え、僕っすか?」
信長「今おれね、武田の残党狩りをやってるんだけど…」
幸村「は、はい」
信長「真田ファミリーがどこにいるか知らない?」
幸村 ドキッ!
信長「あいつら、武田の残党の中でも実力派だからさ…」
幸村「……」
信長「今のうちに見つけ出して、ボコボコにしたいんだよね」
幸村「……」
信長「あれ? ちょっと君さ、顔みせて」
幸村「な、なんでしょう(汗)」
信長「もしかして真田ファミリーの一員?」
幸村「え、えーっと…」
信長「もしそうなら今からおもむろに鬼と化すけど」
幸村「ち、ちがいますよ。真田なんて知らないっす」
信長「ホント?」
幸村「むしろ僕は信長さんと友達になりたいな〜って。そういう人です」
信長「そうなの?」
幸村「はい」
信長「その場しのぎで適当なこといってる目ぇしてるよ」
幸村 ドキッ!
信長「あやしいなぁ」
幸村「あやしくないっすよ。友達になりましょう。ね。ね」
信長「……まぁ、そんなに言うんなら」
幸村「よかった」
信長「じゃあ、メールアドレスでも交換しとく?」
幸村「いいっすね。僕のメアドは…」
信長「うん」
幸村「全部小文字で、sanada@」
信長「サナダ?」
幸村「あ」
信長「はい、鬼と化しまーす」
幸村、ピーンチ。
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