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第2話
巨人との対決

神様「おーい、みんな〜、聞いてくれ〜」

民衆「なんだ、なんだ」

神様「羊飼いの少年ダビデが、敵の巨人をやっつけてくれるぞ〜」

民衆「本当か!?」

神様「本当さ!!」

民衆「あの巨人さえいなければ勝ったも同然だ」

神様「ダビデにすべてをかけよう」

民衆「おう!」

神様「巨人を倒したら、ダビデは英雄だ!」

民衆「おう!」

神様「ダビデ、ばんざい!」

民衆「ダビデ、ばんざい!」


********


ダビデ「ちょっと盛り上げすぎじゃない…?」

神様「このくらいのほうがいいんだよ」

ダビデ「そうかなぁ」

神様「みんなの注目を浴びて勝利したほうが、華々しいしょ」

ダビデ「で、作戦って?」

神様「ん?」

ダビデ「一応、作戦を考えてきたって言ってたしょ、さっき」

神様「うん。だから、巨人を倒して英雄になるっていう作戦」

ダビデ「で、どうやって倒すの?」

神様「戦って」

ダビデ「僕は少年。相手は巨人。なにか工夫がないと勝てないよね」

神様「え、それもおれが考えるの?」

ダビデ「……」

神様「がんばって戦ってみ」

ダビデ「無理だよ」

神様「無理なら無理って、先に言ってよ〜」

ダビデ「逆ギレっすか…」


一方、敵の陣営では。

巨人「なに!羊飼いの小僧がおれ様を倒すと宣言しただと!?生意気なっ。めためたにしてやる〜!」


そして、対決当日。

ダビデ「マジどうしよう (T_T)」

神様「巨人はもう対決の場所に来てるみたいだよ」

ダビデ「謝っちゃおうかな」

神様「でも、そんなことしたら英雄になれないよ」

ダビデ「命のほうが大事でしょ」

神様「いまさら謝って、許してくれるかなぁ」

ダビデ「ひたすら土下座するよ」

神様「許してくれないかもよ」

ダビデ「じゃあ、僕の宝物の、珍しい形の石もプレゼントしよう」

神様「迷惑がられそう」

ダビデ「迷惑がられるかな?」

神様「かなりね」

ダビデ「じゃあ、マッサージもしちゃお」

神様「でもさ、土下座してるところをみんなに見られたらカッコ悪いよね」

ダビデ「うん」

神様「こっそり対決会場に行って、こっそり謝る?」

ダビデ「そうしようかな…」

そこへイスラエルの民衆が現れた。

民衆「ダビデさん、今日はいよいよ巨人と対決ですね」

ダビデ「う、うん…」

民衆「われわれも試合会場まで付いていきますよ」

ダビデ「いや、一人で大丈夫だよ」

民衆「でも、心細くないですか?」

ダビデ「平気平気。一人で行かせてよ(汗)」

民衆「一人で行くなんて、勇気がありますね!」

ダビデ「ま、まあね」

民衆「さすがダビデさん!素晴らしい!」

ダビデ「………汗」

ダビデはひとりで対決の地に向かった。


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